社会課題から始めるWell-beingなまちづくり研究会 シンポジウム・発表会を開催しました

多摩大学総合研究所

2月20日、日本フィランソロピー協会(以下、JPA)様と本研究所の共催で、「社会課題から始めるWell-beingなまちづくり研究会」のシンポジウム・発表会を開催しました。当日は自治体職員、企業参加者など合計54名の参加がありました。昨年の様子はこちらです。

JPA高橋理事長からのご挨拶に続き、第1部では昨年8月から計4回(企業向けも含めると6回)の勉強会を重ねてきた、多摩地域8市町(八王子市、日野市、西東京市、武蔵野市、多摩市、国分寺市、昭島市、瑞穂町)の 12名の職員による課題発表を実施。

今年度は異なる自治体で「越境」したチームを組み、高齢者の孤独解消、子育てしやすいまちづくり、外国籍住民への日本語教育、ひきこもり予備軍の地域参加、多世代交流の5つのテーマについて考察。それぞれの着目した地域の社会課題についてインタビューや調査を踏まえた解決策を発表しました。

第2部では本学樋笠尭士先生の進行で、大学の5つのゼミから各ゼミの研究発表を学生が発表し、続く第3部は意見交換会。第1部の各課題について、自治体参加者、企業参加者、学生がひとつのテーブルに会して話し合いました。

自治体職員と企業参加者は、普段お互いが接する機会が少ない環境。意見交換会でざっくばらんに自治体の課題とそれに対する率直な解決案などを交換し、お互いの距離が縮まる中で、自治体と企業の「越境」も実現できていたようでした。

今年度の勉強会の取り組みはこれで一旦終了しますが、本学長島教授による閉会挨拶では、「今日で終わりにすることなく、参加した皆さんがそれぞれ『で、(この次は)どうするの?』を考え、今後の行動につなげてほしい」と期待が投げかけられました。

引き続き、当研究所もこの次の行動を自治体職員、企業の方々を巻き込みながら提案し、実現していきます。

高橋理事長による開催挨拶
八王子市・国分寺市職員による発表の様子
ワークショップの様子
企業参加者からの質問の様子
本学長島教授による「で、どうするの?」の投げかけ
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