2024多摩シンカ「未来予測から広域連携を考える」成果発表会を開催
2024年11月15日に立川商工会議所会議室で、2024多摩シンカ「未来予測から広域連携を考える」成果発表会を開催しました。
多摩シンカ「未来予測から広域連携を考える」では全4回のプログラムを通じ、チームで地域の未来予測などの様々なデータを分析しながら広域連携事業の考案等を進めてきました。成果発表会には来賓2名、研究生(発表者)24名、自治体31名、企業29名、アドバイザー5名、総勢109名(主催者・学生含む)が参加し、アドバイザーには経済産業省地域経済分析システム普及活用支援調査員の方々、来賓には東京都 総務局行政部 多摩振興担当の大道課長(第2回研究会で講演)と小田急電鉄株式会社 経営戦略部課長 石川 敦己氏(第1回研究会で講演)をお迎えしました。
公益財団法人 東京市町村自治調査会 常務理事 小暮実による開会挨拶に始まり、同調査会調査課職員 九鬼より昨年度の調査研究に関する報告、多摩大学総合研究所所長 松本祐一より、今年度実施した全4回の多摩シンカ(研究会)に関する報告と続きました。
各班の発表では、「フィルムコミッション・アニメツーリズムによる広域連携」「空き家・空き店舗で何する?」「デジタル人材の共同採用」「区域を越えた「お互いさま」が支える共助」「4市共同の火葬場新設(安楽永眠課)」のバラエティ豊かな広域連携事業の提案がありました。
第2回~4回の多摩シンカで、アドバイザーとして各班をサポートした経済産業省 関東経済産業局 地域経済部 地域振興課 地域経済分析システム普及活用支援調査員の小島圭司氏・木村匡寿氏・渡邉れいら氏、株式会社やまびこ経営 企画部デジタル戦略課 中西英一郎氏、多摩大学総合研究所 客員研究員 豊田幸子の5名からは、途中経過を見守ってきたからこその心温まるコメントをいただきました。
参加者全員で行った意見交換では、自治体、企業のそれぞれの立場から広域連携についての意見が交わされました。意見交換を通して、どの立場からも「連携」の必要性が改めて再認識されました。
その後、来賓の総評へと進み、東京都 総務局行政部 多摩振興担当の大道課長より、有意義なアドバイスやコメントを班ごとにいただきました。また、小田急電鉄株式会社 経営戦略部課長 石川 敦己氏からは主体的に取り組むことの大切さのお話をいただきました。
参加者全員で選ぶ「オーディエンス賞」は、5班の「4市共同の火葬場新設(安楽永眠課)」が受賞。最後に長島剛 多摩大学総合研究所 副所長 より「オーディエンス賞」の贈呈と総括があり、成果発表会は幕を閉じました。