第4回 多摩シンカ「未来予測から広域連携を考える」を開催

多摩大学総合研究所

8月7日(水)、「第4回 多摩シンカ『未来予測から広域連携を考える』」を開催しました。

講義及びワークショップが最後となる今回は、各チームがテーマを絞り込み、分析データを確認しながら「広域地域ビジョンの策定」を行いました。

各チームを巡回する中西英一郎サポーター

データ分析をサポートするため、前回と同様に専門家が参加しました。関東経済産業局 RESAS調査員の小島 圭司氏と、経済シミュレーションを研究している「株式会社やまびこ」の中西 英一郎氏、多摩大学総合研究所 客員研究員の豊田 幸子、秋元 健一が加わりました。

アナログの地図も用いてマッピング分析を実施

午前中は、前回を振り返りながらテーマをブラッシュアップ。講師(多摩大学総合研究所所長 松本)や専門家が各チームをまわり、「広域地域ビジョンの策定」に向けたアドバイスを行いました。未来のシナリオを想定して戦略や対応策を考えるプロセス自体が大切であることも伝えました。

各チームを巡回する松本 祐一 多摩大学総合研究所所長

午後は「ステークホルダーに起こる変化の分類」のワークショップを実践。未来に起こる変化を「不確実性」と「対象地域への影響度合い」の2軸で捉え、「変化」を分類していきました。さらに、対象地域に影響が大きく、不確実性の高い課題から、シナリオを動かす要因「シナリオドライバー」を抽出していきました。

「ステークホルダーに起こる変化の分類」をホワイトボードで整理

ワークショップを通して、ターゲットをより明確にし、「広域地域ビジョンの策定」の目的、内容、成果と課題、実施方法、予算なども検討。最後は、本日の検討状況を各チームが発表して終了しました。

各チームからの発表の様子

【本プログラムについて】
地域の未来予測や多様な広域連携の必要性を更に広げ、発展させていくことを目的とした企画です(「地域の未来予測」については総務省のこちらのサイトをご覧ください)。

本年11月15日の成果発表会に向け、全4回のプログラムを通じ、チームで地域の未来予測を分析しながら広域連携事業の考案等を進めています。

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