住友金属鉱山株式会社 旧別子銅山を訪問
多摩大学総合研究所
多摩大学総合研究所
7月24日、当研究所が昨年度より地域社会貢献分野で共同研究している、住友金属鉱山株式会社本社にて、当大学長島教授、松本教授のファシリテートで地域社会貢献ワークショップを開催しました。
このワークショップは、同社の「2030年のありたい姿」として掲げている11の重要課題のひとつ「地域社会との共存共栄」についての取り組みを推進する、地域社会貢献部会定例会合の一環として実施しました。
ワークショップでは、本社の部会メンバーと同社の全国各拠点から集合した地域貢献担当責任者合計30名をグループに分け、まずは長島教授より「企業と地域社会最新事情」と題し、主に多摩地域の企業が社会貢献や他ステイクホルダーとの共創を進めている事例を紹介しました。
次に、松本教授の進行で地域社会貢献の国内における沿革等について講義を行った後、「子ども」「教育」をテーマにしたそれぞれ個人の生活戦略の骨格を考えた上で、ケーススタディとして「担い手の高齢化で事業承継に困っている不登校の子ども達の居場所」を設定。そこを運営するNPOへの課題解決策として、それぞれのチームが会社としてではなく個人の集まったチームとして何ができるかを考えました。
最後の発表では、例えばスポーツで地域との接点のある方がスポーツ分野での活動を考えたり、塾講師の経験のある方が学びを担当する提案をしたりと、参加した皆様がそれぞれの個人が持つ強みや資源に気づき、地域社会との接点を見つけていたようでした。
引き続き当研究所は、同社の「地域社会の一員として地域の発展に貢献し信頼を得る企業」になるビジョンの実現に向け、協力、支援を続けてまいります。