第3回 多摩シンカ「未来予測から広域連携を考える」を開催

多摩大学総合研究所

7月8日(月)、「第3回 多摩シンカ『未来予測から広域連携を考える』」を開催しました。

自治体職員と民間企業の方で構成する全5チームが、「健全な危機感を基盤にした未来志向で、様々な“境界”を超える、多摩・島しょ地域らしい“新たな広域連携”のモデルを模索」しています。

今回は「広域連携テーマ」を決定し、「未来予測×広域連携の実践」へと進みました。

データ分析をサポートするため専門家6名も参加。関東経済産業局 RESAS調査員の小島 圭司氏、木村 匡寿氏、渡邉 れいら氏と、都市空間の移住行動に関する経済シミュレーションを研究している、「株式会社やまびこ」の中西 英一郎氏、多摩大学総合研究所 客員研究員の豊田 幸子、秋元 健一が加わりました。

関東経済産業局 RESAS調査員の方々

はじめに、松本 祐一 多摩大学総合研究所所長より前回の復習・確認を行った後、「広域連携テーマの検討」するためのワークショップを実施。データ分析を踏まえたテーマとその根拠となるデータを資料にまとめ、広域連携のテーマを各チーム発表しました。

テーマは「若者の定住」や「広域連携による空き家バンクの可能性」「デジタル人材の共同雇用」「多摩地域共働コーディネーター」「火葬場の新設」などが挙げられました。

全5チームが広域連携のテーマを発表

このテーマについて、松本 祐一 多摩大学総合研究所所長や長島 剛 多摩大学総合研究所副所長、分析のサポーター等がフィードバックを行い、午前中は終了。

各チームの発表に対してフィードバックを行いました

午後はいよいよ「未来予測×広域連携の実践」。データ分析のサポーターも積極的に加わり、テーマに合った定量データを検討していきました。

分析のサポーターがヒアリングしながら考え方を整理

さらに未来の不確実性に対応するための戦略的計画手法のひとつ「シナリオプランニング」の手法も取り入れ、ステークホルダーの相関図作成も行いました。

地図なども使い、火葬場の不足エリアを見える化していきます
各チーム、ステークホルダーの相関図を作成

最後に各自で振り返りを行い、第3回は終了しました。
第4回は8月7日(水)に開催します。

【本プログラムについて】
地域の未来予測や多様な広域連携の必要性を更に広げ、発展させていくことを目的とした企画です(「地域の未来予測」については総務省のこちらのサイトをご覧ください)。今年11月15日の成果発表会に向け、全4回のプログラムを通じ、チームで地域の未来予測を分析しながら広域連携事業の考案等を進めていきます。

記事URLをコピーしました