障がい者アートがまちをつなぐNO-MAの事例

多摩大学総合研究所

10月12日、公益社団法人日本フィランソロピー協会の主催する「福祉×産業で実現する Well-being なまちづくり研究会」の第2回勉強会が、本研究所協力のもと日野市のPlanTで開催されました。本学長島教授のゼミからも学生が2名参加。準備の協力やワークショップへ参加しました。

本研究会は複合的な社会課題に対応するための越境人材育成を目的に立ち上げられたプログラムで、初年度となる今年は多摩地域の市役所職員を対象に実施しています。

第2回目の今回は社会福祉法人グロー(滋賀県近江八幡市)の西川理事をお招きし、「障がい者アートがまちをつなぐNO-MAの事例」と題した講演を行いました。NO-MAは近江八幡市にある町家を改装した美術館で、「ボーダレス・アート」をコンセプトとし、障害のある人の表現を紹介する場としてだけでなく、訪問する人に「芸術」「表現」について考えてもらえる場を目指しています。

西川理事からはNO-MAの運営に携わるボランティアの方々とのエピソードや、日本の「アール・ブリュット」を紹介する場としてフランスのナントで開かれた文化芸術国際交流事業など、日本国内のみならず世界とつながるNO-MAの活動をご紹介いただきました。

その後は参加者が4つのチームに分かれ、西川理事のお話を振り返るワークショップを実施。最も印象に残ったキーワードをチームごとに議論しあい発表を行いました。各チームからは「居場所」「共通言語」「自由」等のキーワードの発表がありました。

次回の勉強会は11月25日に開催されます。

社会福祉法人グロー 西川理事によるご講演
印象に残ったキーワードのチーム毎発表風景

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