2024年多摩シンカ参加者の声 vol.8

多摩大学総合研究所

株式会社IHI 菱沼昌弘さん

2014年入社。航空宇宙関係の設計業務を経て、2024年4月から航空・宇宙・防衛事業領域 武蔵総務部 昭島事務所で総務業務に従事。

発表テーマ

区域を越えた「お互いさま」が支える共助(たすけあい)

最終発表会のディスカッションに参加する菱沼さん

多摩シンカ参加のきっかけ

今までの設計業務では長くお付き合いのあるお客様との業務が中心だったのですが、総務の仕事では今までよりもより様々な方々と接する機会も多くなりそうだったため、上司からの声掛けもあり良い勉強や研修の機会と感じ参加しました。

参加をふりかえって

出身地では小学生の頃から地元のお囃子に参加していましたが、参加できる人が少なく途絶えそうになり、現在は「保存の会」を設立して地元を離れてしまっても携われるような形で存続しています。そのような、地元の人だけで地元のことができなくなっている課題感を自分の原体験として持っており、今回は個人的にも入りやすいテーマでした。

発表資料を作っていく中で、例えば実現したい事業があってもできるだけ公平性を担保しながら市民団体の方々が参画しやすいような設計をする、という視点は民間企業としては普段気付かず、自治体職員の皆さんとの議論の中で多くの気付きがありました。

また、研修の最初で「データの解釈の方法」や「ディスカッションの方法」など、物事の進め方やバックグラウンドを揃える機会がありました。同じ組織、同じ人達の中ではこのような必要性があまりなかったので、そこに気づけたのも新鮮でした。

これから参加する方々へ

自治体職員の方と官民連携を体験できる良い機会でした。多摩シンカの場を借りて、短期間で様々な背景の方と一つの事業案を練っていくというのはとても有意義でした。今後の自分のキャリアを見据えた気づきや発見も沢山あり、参加できて良かったと思っています。

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