住友金属鉱山株式会社 旧別子銅山を訪問

多摩大学総合研究所

5月15日から16日にかけて当研究所が2022年度より地域社会貢献分野で共同研究している、住友金属鉱山株式会社のお招きで、同社の発祥の地でもある旧別子銅山(愛媛県新居浜市)を訪問しました。

旧別子銅山は1973年に閉山するまで、江戸・明治・大正・昭和の4時代283年にわたり、銅を産出し続け、同社のみならず、住友グループの発展を支えた歴史的価値も高い場所です。1日目はマイントピア別子、旧端出場水力発電所等の見学と別子事業所の皆様との意見交換会を、2日目は別子銅山記念館で歴史と地理を学んだ後、標高1,294mの銅山越を目指し、登山をしながら当時の様子や遺構などを説明していただきました。

1970年(明治13年)に牛車道が開設されるまでは、男性は45kg、女性は30kgの銅を背負って、険しい山道を運搬しておりました。当時の運搬ルートの一部を登山することで、当時の方々の苦労の一端を垣間見ることができました。

今回の訪問で得られた知見を基に、引き続き同社の「地域社会の一員として地域の発展に貢献し信頼を得る企業」になるという2030年に向けたビジョン(同社の2030年ありたい姿)の実現に向け、協力、支援を続けてまいります。

旧別子銅山 登山スタート時の記念撮影
山頂(銅山越「1,294m地点」)での記念撮影
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